■Beer Tourism【ドイツ / ブレーメン】

 
■行 程
2002/03(1日目) クンストハレ・ブレーメン → Shuettinger Brauerei → Theatre am Goetheplatz
2002/03(2日目) ブレーメン新美術館 → Beck & Co → Schnoor Treff → Theatre am Goetheplatz

 
■掲載箇所リスト
醸造所, 併設カフェ Shuettinger Brauerei / Beck & Co
カフェ, レストラン Schnoor Treff
ビールショップ  
おまけ クンストハレ・ブレーメン / Theatre am Goetheplatz / ブレーメン新美術館

 
 醸造所, 併設カフェ, ビール博物館
Schuettinger Brauerei
Hinter dem Schutting 12-13, Bremen

2002/03:
入口はなんとなく観光地の大バコレストラン、ジャングルDAみたい(笑)。Bottcher Str. をもう少しさがったRAMADA Treff Hotel の1階からも入れるようです。
早めの時間にはいったので、まだ空席があって座れましたが「予約席」の札が貼ってある席もけっこうありました。

店内から見えるところに窯があり、カウンターの横から醸造室(?)に行けるようで、団体さんのツアーが入っていきました。グループ向けにブルワリーツアーもやってるようです。
ANNO 1990 ということで思ってたより新しい、12年目のブルワリー。自家製ビールは3種類。食べ物もひと皿10ユーロぐらいまででお手軽価格。ドイツ名物アイスバインを2人で一皿注文しました。
ビールはドイツビールらしい、麦の味がずっしり&苦みもキッチリ&喉ごしスッキリでおいしゅうございました。17:00〜20:00の間はハッピーアワー(って書いてあった)で、小ジョッキ250mlが1ユーロで飲めました。写真を撮りたかったので500mlのジョッキを頼むと「ハッピーアワーだから小にしておきなさい」と親切に(笑)小ジョッキを持ってきてくれました。

Schuttinger Hell (5.1%)
Hell はドイツ語でClear の意味らしい。

Schuttinger Alster (???%)
辞書を見るとAlster は Shandy とのこと。なるほどレモネード+ビール。

Schuttinger Dunkel (5.3%)
Alt風の味わいのDunkel。1杯目と2杯目に頼んだものの味が違った。樽かえた?アイスバイン食べたから?
←Eisbein mit Sauerkraut und Salzkartoffeln (8.90ユーロ) 豚すね肉茹でとザワークラウト、塩茹でじゃがいも添え。おいしゅうございました。

Brauerei Beck & Co
Am Deich 18-19, Bremen
http://www.becks.de

2002/03:
大手醸造所にしては個人向けのブルワリーツアーやっててめずらしい。
ハイネケンみたいに勝手にまわるタイプじゃなくって、ちゃんと見学/説明ツアーがあります。
ツーリストインフォメーションでもらっておいたパンフに英語のガイドツアーは13:30のみだと書いてあったので、13:00頃にはいりました。ドイツ語は人数が集まり次第はじめてるそうです。
ドイツ語ツアーは、火〜土:10:00-17:00、日:10:00-15:00のあいだの随時やってるようです。

入ってすぐの受付で入場料3ユーロを払って、英語ツアーがはじまるまで待つ。
5人ほどでツアー開始。わかりやすい英語のお兄ちゃんがまずBeck'sのスゴさ(笑)について説明。今年2002年の2月?にインターブルー社がBecksをグループ傘下(?)にしたので、インターブルー社は世界弟2位の規模になった、って。1位はアメリカのAnheuser-Busch (バドワイザー)ですって。米バドってでかいんだなあ。
その後、ビジターセンターをでて、ミュージアムに移動。ビールづくりの歴史や古い用具の使い方など。
歴史は7000年前のメソポタミアから!(笑)。パンを外においといて雨水に濡れて発酵してビールができた、みたいな話し。その後、ハンザ同盟時代に大きな輸出品目になっていた、とか。基本的なビールの醸造プロセスとかを古い発酵槽の前で説明。古い瓶詰め器、ラベル貼り機などを見て、工場に移動。

まずは、Becksビールづくりのビデオを10分ほど見る。こちらは近代的な今の製法。アルコールフリービールの作り方もやっててんけど、うまく聞き取れず。なんとなく、普通に醸造したビールを高熱?冷却?してアルコール分をとばすようなことを言ってるような気がした。語学力くれ!

ビデオのあと、原材料の展示。
麦や水やホップの説明。実物乾燥ホップを揉んで香りを嗅ぐ。強い香りがする。麦も食べさせてもらう。甘い。Becks では現在乾燥ホップではなくペレットをつかってるって。わざわざ言わなくていいものを。

ブラウハウス内は麦のモルモル匂がすごい!今日は日曜なので操業はしてなかったですが、いつもは稼働中が見れるようです。ここで、お兄ちゃんガイドが「写真ポイントですよ」とか言うので、みんなカメラをとりだしてバシバシ撮る。
St. Pauli Girl のステンドグラスがはまってたので(写真奥のガラス)「ここでSt. Pauli Girlもつくってるのか?」と聞いてみる。「輸出オンリーでつくっている、こっちでは手に入らない」とのこと。Becksでつくってんのかー。

外を見学。
70本のストレージタンクが並んでる姿は圧巻。工業用品の工場みたい。日曜なので、シーンとしてるけど、普段ならガリガリみんな働いてるんだろうな。

外をくるくるまわって、古いビール馬車とかも見て馬小屋へ。

maibok(マイボック)ちゃんが居た。ヤギ。
春ボックの季節に大活躍するんだろうか。他にサラブレッドみたいなウマが何頭もいた。昔は馬車でビールを運んでいて、今は観光用というか見せ物として、週1回ぐらいブレーメンの街をビールをひいてまわってるみたい。

ビジターセンターに戻ってBecks Story というビデオを15分。Becksの歴史やビールづくり輸出先や楽しみ方などの啓蒙ビデオ。
オランダでも一般的な、ビール6本パックのセット(6本が紙のケースに入ってる)はBecksが最初に考案したそうだ。ほぉ。

試飲室に移動してビールの試飲。まず余興として利きビール。
お兄ちゃんガイドが言うには、Beck's (ピルスナー) / Beck's alkoholfrei(アルコールフリー) / Haake-Beck Pils (Becksがつくるこの地域のビール) の3種類だと。で、みんなにどれがどれだと思う?って聞いてまわる。
左からBecks / alkoholfrei / Haake-Beck だ、と我々2人と向かいに座ったフィンランド娘さんは同意見。
正解はBecks / Becks / Haake-Beck だって。アルコールフリーは入ってないって、兄ちゃんダマしかよ(笑)。我々3人は「左と真ん中はちょっと違う!」って言うけど「same ! 」って言うよ…。Becks と Haake-Beck の違いは、最初に苦みを感じるBecksとフィニッシュに苦みを感じるHaake-Beck。
その後メニューにかいてあるビールから好きなものを注文。もちろん無料。

Beck's / Beck's alkoholfrei /  Haake-Beck Pils / Haake-Beck krausen / Haake-Beck Dunkel / ソフトドリンク、が注文できます。
空腹なのでまわりがはやく、向かいのフィンランド娘とのトークも気疲れ(笑)。
飲んでたら「次なに飲む?」ってお兄ちゃんガイドがまわってきます。
「もう帰らないといけないから、いらない」つったら「えっ!?」って驚いてた。普通は何杯ぐらい飲んで帰るのか?

試飲室の横のショップをザーッと見て、外に出たら3時間たってました。満足。


Haake-Beck Krausen
濾過してないピルスナ
苦みがきいていて味わいあり

Haake-Beck Dunkel
のみくちはコガめで味はあっさり
イヤみのないコガ味と甘み

 
 カフェ, レストラン
Schnoor Treff
Am Landherrnamt 5 , Bremen
http://www.bremen.de/schnoor-treff/

2002/03:
 het vat (樽ビール):1
 de fles(瓶ビール):?

シュノーア地区にある、なんとなく古そうなレストランカフェ。
タップはROLINCK Pilsenerのみ。Beck'sビールのお膝元のブレーメンで、Beck'sではなくROLINCKを出すっていうのが珍しいかも。パブだと思って入ったらレストランでした。が、料理は18:00からで、その前に入ったので何も食べられませんでした。


 
 
おまけ
クンストハレ・ブレーメン Kunsthalle Bremen
Am Wall 207, Bremen
http://www.kunsthalle-bremen.de

2002/03:
Merce Cunningham Dance Companyの公演にあわせてか、Merce Cunninghamのドローイング展「Partituren und Zeichnungen」をやってた。
目玉の企画展は「Klange des Inneren Auges」というタイトルでMark Tobey、Morris Graves、John Cageの3人の作品展。なんかこの3人の(特にケージ)関連のイベントがこの時期たくさん企画されていて、マースもその一環なのかも。
ケージの作品はほとんどがこの美術館の所蔵。不確定性系のペータースの楽譜とかもドローイングと一緒に展示してあって、同一モチーフのものをきめ細やかに展示するドイツ魂を感じる。


Theater am Goetheplatz
Goetheplatz, Bremen
http://www.bremertheater.com

2002/03/16:Merce Cunningham Dance Company
 1. Rainforest
 2. Interscape

2002/03/17:Merce Cunningham Dance Company
 1. Rainforest
 2. Interscape


ブレーメン新美術館 Neues Museum Weserburg Bremen
Teerhof 20, Bremen
http://www.bremen.de/info/weserburg/

2002/03:
川と川のあいだ、三角州みたいなところに、新美術館というわりにはクラシカルな建物が。建物の中心にトンネルがとおっていて、片方からの入口が新美術館、片方がレストランカフェと事務所みたいなのとギャラリー(?)がはいってるセクションのようです。
ボルタンスキー部屋とユリウス部屋は閉まっていて、おばちゃんが開けてドイツ語で案内してくれます。説明はドイツ語なので良くわかりません(笑)。
ボルタンスキー部屋は名前の入ったボロ缶が部屋一杯に積んであって、西大谷廟のマンション仏壇みたいでコワー。


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