■Beer Tourism【ドイツ / ケルン】

 
■行 程
2001/02 Galerie und Edition Hundertmark → Koelnischer Kunstverein
2001/03 ルードヴィヒ美術館 → Galerie und Edition Hundertmark 
2002/06 Galerie und Edition Hundertmark → Obergaerige Hausbrauerei Paeffgen → Weiss Braeu → ルードヴィヒ美術館 → Brauhaus Frueh AM DOM → Peters Brauhaus → Gaffel Haus → Malzmuehle
2002/10 Brauhaus Frueh AM DOM
2002/10 Brauerei Pfaffen Max Paeffgen → Brauhaus Suenner Im Walfisch
2002/12 ルードヴィヒ美術館 → Obergaerige Hausbrauerei Paeffgen → Zum Bitburger → Dom Brauerei/Dom Brauhaus → Braustelle → Hellers Brauhaus

 
■掲載箇所リスト
醸造所, 併設カフェ Braaustelle / Dom Brauerei/Dom Brauhaus / Brauhaus Frueh AM DOM / Hellers Brauhaus / Malzmuehle / Obergaerige Hausbrauerei Paeffgen / Brauerei Pfaffen Max Paeffgen / Peters Brauhaus / Weiss Braeu
カフェ, レストラン Gaffel Haus / Brauhaus Suenner Im Walfisch / Zum Bitburger
ビールショップ  
おまけ Galerie und Edition Hundertmark / Koelnischer Kunstverein / ルードヴィヒ美術館

 
 醸造所, 併設カフェ, ビール博物館
Ehrenfelder Gasthaus-Brauerei Braustelle
Christianstr. 2, Koeln
http://www.braustelle.com/

2002/12:
UバーンのLeyendecker Str. 下車。午後に来た時はまだ開いていなくて、夜に再度来てみたら開いていました。18時開店のようです。ドイツのブラウハウスは朝から開いてるもんだとばっかり思ってました(笑)。
ビールは、Helios(濾過していないケルシュタイプ)と Weizenの2種類がありました。持ち帰り用に1リットルの瓶もあるようです。スペシャルビールもあるようで、この時は無かったのですが、1月18日からはWacholder Honigbier というハチミツを使ってそうなビールでした。

2001年12月オープンの新しいブルワリー。店内の奥にシンプルな釜がありました。
内装は手づくりっぽいというか、左京区にありそうな感じというか、カンテグランテのような感じ。ジャスっぽい音楽もかかっていて若者向けのお店っぽい。
トイレ行きしなの壁に、みんなで内装工事している写真が貼ってありました。

Dom Brauerei
Alteburgerstr. 145, Koeln
http://www.dom-brauerei.de

2002/12:
ケルンの中心街から南へ。
トラム16番の Schoenhauser Str. で降りて、西に徒歩5分ほどで大きな工場のような醸造所が見えてきます。
広い敷地内に醸造施設があり、奥のほうには見学できるところもあるようです。
醸造所の入口にあたるところに、直営店のブラウハウスがありました。

Dom Brauhaus
Alteburgerstr. 157, Koeln

2002/12:
夕食時なので、混んでいたらどうしようと思っていたのですが、広い店内に、そんなにたくさんのお客さんはいませんでした。中心地から少し離れたところにあるので、あまり普段は混まないのかもしれません。団体見学とかと重なったらすごい混雑するのかも。
ここのケルシュは瓶で飲んだときにそんなにおいしいと感じなかったのですが、樽のケルシュはおいしかったです。ブルワリータップは新鮮でフレッシュな感じ。麦の甘みとケルシュらしいフワッとした芳香。いつもこのコンディションを維持してるならいいお店だと思いました。

メニューにあったケルン名物の「Halven Hahn 3.00EUR」を頼んでみました。
ハルヴェ・ハーンとは「半分鶏」との意味で、ミュンヘンあたりで頼むとローストチキンが半羽でてきます。ケルンでは噂どおりのパンとチーズ!
昔、そんなに裕福ではなかったおじさんが、チキン半羽にみたててつくったというメニューらしいです。チキンには見えないよ(笑)。チーズは分厚いゴーダチーズで、飽きてきてちょっとツラかったです。Leber wurst(レバーブルスト)もいただきました。
ビールはケルシュとKoelner Wiess。ヴァイスかと思ったら、店員のおばちゃんに「ヴィースよ」と言われました。微妙に綴りが違い濾過していないケルシュのことをケルンの方言(?)でヴィースと言うらしいです。味はケルシュとヴァイスをブレンドしたというか、小麦くさくなく苦みのきいた意外な味わいでした。

店内の奥には、ビールをモチーフにしたステンドグラスがありました。歴史のある醸造所のようで、古いビールの瓶や写真、書類なども飾ってあります。
というか、昔この場所は Kueppers Brauerei じゃなかったんでしょうか?

Brauhaus Frueh am Dom
Am Hof 12-14, Koeln

2002/06:
大聖堂から歩いてすぐのところにある超有名店。夕方に行ったらテラスはすごい人だかり。店内はけっこう空いてるけどリザーブ席も多し。古い昔ながらのブラウハウスって感じの造り。メニューにはいくつか英、仏語の併記がありました。

以前はここでビールを醸造していたようですが、現在は郊外に醸造所があるそうです。ビールは個性の強すぎないガブガブ飲めるタイプ(笑)でした。
←Bockwurst mit Rogglchen (4.55EUR)。ゆでシャウシャウとライ麦パン。ウマー。

2002/10:ケルンに着いて直行。その日の一杯目のビ−ルだったのでめちゃくちゃウマく感じました。味のバランスがよく、鼻に抜ける甘い香りがいい。


Hellers Brauhaus (Brauerei Heller)
Roonstr. 33, Koeln
http://www.hellers-brauhaus.de/

2002/12:
UバーンのZuelpicher Plz. 下車。洒落た入口の扉と内装。BGMも店員も若者向けのカフェレストランのようです。店内は奥に広く、ひとまわりしてもどこでビールをつくっているのかわかりませんでしたが、パンフレットを見ると地下で醸造しているようです。樽ビールのKoelsch, Wiess、瓶ビールのHellers No.33, Eurobock がありました。


Brauerei zur Malzmuehle
Heumarkt 6, Koeln
http://www.muehlenkoelsch.de/

2002/06:
大聖堂からHeumarkt方面に歩き、トラムのHeumarkt駅を超えたところにありました。
夜に行ったら、たくさんの人だかりでグループ客も多くかなり賑やかな店内。相席になった隣りの若者は、africolaという銘柄のコーラの瓶をケルシュのグラスに足してガブガブ飲んでいました。たまたまだったのか、若者グループがすごく多かったです。
けっこう新しめの外観に思えましたが、二次大戦で爆撃され1948年に再開されたとのことです。
でてきたケルシュはあまりコンディションが良くなかったのか、2杯たのんだ2杯とも味が違う(笑)。1杯はスーパードライのようで、1杯はアルコールフリービールのような甘みがすごい。また別の日の昼にでも行ってみたいです。


Obergaerige Hausbrauerei Paeffgen
Friesenstr. 64-66, Koeln
http://www.paeffgen-koelsch.de/

2002/06:
Uバーン(地下鉄)のFriesenpl. 駅から歩いて5分ほど。特に居酒屋街ではなさそうなところに建っています。古くてかっこいい店構え。
入口から中に入ると、まず暗い通路にビールサーバーの場所があって、このあたりは立ち飲みスペース。もう少し奥に行くと、ガラス天井から明るい陽がさすテーブル席。テーブル席の奥は中庭で、夏はビアガーデンになります。その奥に醸造所が見えました。


中庭のビアガーデン。
木漏れ日が爽やか。
中心地から少し離れているからか観光客でごったがえしている様子もなく、のんびり良い雰囲気。
ケルンで飲むケルシュはデュッセルドルフのアルトビール同様、「ビール?」と聞くのとほぼ同時に200mlのケルシュを机に置いてくれます。飲んだビールの数を鉛筆でコースターにつけていくのもアルトと同じスタイル。
ここのケルシュは麦っぽくてホップの苦みがきいていてとてもおいしかったです。店内の雰囲気といいビールといい、今のところ私の中でケルンベストブルーパブ。サッカーワールドカップ中だったので、店内に大画面テレビでサッカー中継がながれていました。

テーブルの上にあるコピー刷りの「今日のメニュー」の中から
Original Paffgen Bierhaxe mit Malzsosse, dazu Apfelrotjohl und Roggelchenklosse (11.70ユーロ)を注文。ドイツのメニューは長い(笑)。日本語に訳すと「Paeffgenオリジナル ビールハクセ(豚肉)のモルトソース、りんご赤キャベツとライ麦団子(?)添え」て感じですか? 麦団子がデカい。ほうとうみたい。豚肉はとてもやわらかくコラーゲンたっぷり!って感じでした。


2002/12:
こんな味だったっけ?少し劣化した時のような白菜系の味がする。強いホップの苦みはあとをひくけど。モルトの味や甘みの方がどちらかといえば強い感じで、うーん?
2杯目、さらに穀物っぽいくさみが出て雑味もある感じ…。注いでる樽の近くの席だったので、観察。どうやら樽の最後のほうだったようだ。新しい樽に栓をつけはじめた。確認のためにもう1杯飲まねば!
3杯目、スッキリして雑味もない。やっぱり2杯目までは樽の最後のほうだったからかしら。でも、以前飲んだ時よりだいぶ印象が弱い。しかもこんなにモッチャリしていなかったような。ロットによってこんなに違うのか、季節か体調か?ビールは繊細な飲み物ですね。

Brauerei Pfaffen Max Paeffgen
Heumarkt 62, Koeln

2002/10:
Heumarktの角っこに細く建っていた。
Friesenstr. にあるPaeffgenの兄弟店だそうです。ということは、ここで出るケルシュはPaeffgenのビールと同じものなのかしら?
飲んでみると、ひとくち目にクリームのような甘み、ケルシュらしいあとにひく苦み。でもFriesenstr. の Paeffge で飲んだものよりはだいぶ穏やかでした。やっぱり、こちらはこちらで違うビールをつくってるのかなあ。それともコンディションなのかしら。

中はすごく混んでいて奥まで入れなかったので、中の様子はよくわかりませんでした。
外のテーブルで立ち飲み。この季節でも外に立ち飲みテーブルあるのがドイツらしい。けっこう寒いけど(笑)。店のガラス窓はビールを飲む人々のステンドグラスでした。


Peters Brauhaus
Muhlengasse 1, Koeln
http://www.peters-brauhaus.de/

2002/06:
大聖堂からHeumarkt方面に歩いていくと、どんどん居酒屋が増えてきます。
この醸造所は元々Menheimという街ではじめた醸造所で、ラガービールもつくっていたようですが、若い世代になって、ここの場所でケルシュをつくりはじめたようです。でも今はまた郊外に醸造所があるようです。よくわからん。
訪問したときは夕食時間で、テーブル席は予約でいっぱいでした。立ち飲みで飲んだケルシュは、あっさりとした味。運ばれていく料理をみていると、ドイツの居酒屋料理にしてはちょっとお洒落な感じの盛りつけでした。ビールジャムやグラス、Tシャツなどのノベルティーも売っていました。


Weiss Braeu
Am Weidenbach 24, Koeln
http://www.weiss-braeu.de

2002/06:
UバーンのPoststr. 駅 下車。
A-MUSIK から南にずっと進んだところにある、新世代ブルーパブ。
マイケルのPocket Beer Book 2000-2001では、ケルンで唯一Weiss Bierをつくっているところらしい。昔からある何かの建物を改装して使っているようで、古ぼけたな感じにペイントした内装が落ち着きを与えてくれました。

特製ビールはLecker Kolsch (ケルシュ)、Weissbier (小麦ビール)、
Pantaleons Schwarze (シュヴァルツ)の3種類。Pantaleon はこの通りに今もある修道院の名前でした。Weissbierは Dunkel Hefeって感じのやや濃色ですごくマロやか。Schwarzeはやや酸味が強めでうまめ。

窯はガラス越しに外からも見え、貯蔵タンクは地下のトイレ手前と、新世代の王道スタイル。

ちょうどハッピーアワーの時間だったので、200mlのケルシュは0.99ユーロ、300mlのビールが1.11ユーロで飲めました。


 
 カフェ, レストラン
Gaffel Haus
Altermarkt 20-22, Koeln

2002/06:
ケルン中央駅の裏手(Eigelstein 41)に醸造所はあるらしく、こちらは旧市街にある直営店。
改装したのか、新しいのかキレイな店内。レストランとして利用しているお客さんが多そうです。
ここのケルシュは、マイケル本では「ドライでナッツ風味とホップの花の風味がある」と評価は高めでしたが、私が飲んだ時は、穀物の雑味が少し気になる大手ピルスナーのようでした。コンディションが悪かったのかしら。

←Frische Pfifferlinge mit Roastbeefstreifen(10.80ユーロ)
「Brauhausubradkartoffeln」ということで、居酒屋風じゃが炒め?牛肉入りジャーマンポテトって感じ。

Puntensteak (11.10ユーロ)→
クリームタリアッテレに豚肉のステーキがのったもの。ディル風味のサラダがついていてお洒落っぽい。


Brauhaus Suenner Im Walfisch
Salzgasse 13, Koeln

2002/10:
大聖堂とHeumarktの間の川べりにある居酒屋街をうろついていたら発見。土曜の晩だったので中は大混雑、奥まで入ることができなかったので中の様子はわかりませんでした。お店の名前を見るとブラウハウスだったのかしら。醸造所は違う場所にあるんだけど。

外で立ち飲んでいたら、直径15センチ、高さ1メートルぐらいある、タップの付いたガラスの容器からビールを注いでガブガブ飲んでいるグループを見ました。お得サイズ?


Zum Bitburger
Friesenstr. 87, Koeln

2002/12:
Hausbrauerei Paeffgen の近くにあった、Bitburger 直営店。
店内はそんなに広くなく、カウンターの中のママさんと、ダラーとしてる常連さんが居て、日本のスナックのようです(笑)。立ち飲みスペースやテーブル席もあるので、ひっそりと立ち飲みました。

樽ビールは、Bitburger と Koestritzer Schwarz。
ケルンにしては珍しい感じに思えました。
←でも、ケルンだからか?200mlサイズがありました。

コンディションの良い Bitburger の樽ビールのおいしさにビックリしました。
瓶ビールの中には Bitburger Drive(アルコールフリー)がありました。


 
おまけ
Galerie und Edition Hundertmark
Bruesselerstr. 29, Koeln
http://www.hundertmark-gallery.com

■2001/02:Uバーン Rodolfplatz 下車。Aachenerstrsse を西に十分くらい歩き、Bruesselerstrasse を南下して十分くらいのところ。けっこう遠い。
Zaj 関係の展示。入り口にはカギがかかってて開かない! でも、じーって見てたら、中から開けてくれました。あとで調べたら営業時間前でした。ありがとう。
■2001/03:Zaj 関係の展示のまま。Hundertmarkエディションのマルチプルを買ったら、中身が足りないんだよって、いきなり不足分をコピーしてハサミでチョキチョキ切りはじめました…

■2002/06:Robin Page 展。オフィスに仕舞ってあった本がギャラリースペースに移動。「奥を見てみるかい?」とか言われて、マルチプルとか見せてもらいました。ジョーンズのソーラーギターとか欲しいのは売りもんじゃないんだろうな…

Koelnischer Kunstverein
Caecilienstr. 33, Koeln
http://www.isp.de/koelnischerkunstverein/

■2001/02:Uバーン Neumarkt 下車。Caecilienstrsse を東に十分くらい歩いたところ。たぶん企画展のみの美術館。
Thomas Rentmeister 個展「braun」。チョコレートの人。


ルードヴィヒ美術館 Museum Ludwig
Bischofsgartenstr. 1, Koeln
http://www.museun-ludwig.de

■2001/03:大聖堂のすぐ横。20世紀以降専門。
河原温「Horisontality / Verticality」展。I got up の絵ハガキを山ほど展示。常設で白南準「Brandenburg Gate (92)」。改装のため常設は2、3階のみ。
 

■2002/06:Matthew Barney「The Cremaster Cycle」展。インスタレーションをごっそり展示。映画はダルくて見る気せず(笑)。AC: は Hans Weigand「Jerry Cotton 2002」、DC: は Thomas Stimm「Trees, Dandelions and a Book」。常設で Walter de Maria「Pentagon (5 through 9) (73-74)」、Robert Watts「Cars (62/71)」、草間弥生「Compulsion Furniture (66)」、George Brecht「I am lying (70)」「For me (70)」「Message obtained (70)」、Robert Fillou「Three Arrows (69-70)」「Research on art and astrology (63/71-72)」、Dieter Roth「Badenwanne zu "Ludwig van" (69)」、Andreas Gursky「Tote Hosen (00)」、Joseph Beuys「Doppelaggregy (58/69)」「Konigstochter steht island (60)」、Katharina Fritsch「Madonna (82)」、Wolfgang Tilmans「Museum Ludwig installation 1995-2000」。
■2002/12:企画はパス。AC: はFischli & Weiss。暗い部屋でスライド+プツプツ音レコード再生+CD再生+ミニベッド。DC: は Per Kirkeby「Gemaelde auf Masonit」。常設で James Lee Byars「The Golden Speaking Hole (82)」、Wolfgang-Hahn-Preis 2002 で Isa Genzken の樹脂キラキラ。Renee Green「Transfer (96/97)」、Ilya Kavakov「Unhanged Painting (82-92)」、Paul Thek「Sedan-Chair (68)」、Peter Roehr「Filmmontagen (65)」、Janet Cardiff「Playhouse (97)」、Wolf Vostell 部屋。インスタレーションあり。Thomas Stimm「7 Dandelions (02)」雨ざらし。

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