■Beer Tourism【ドイツ / バンベルク】

 
■行 程
2002/10(1日目) Schlenkerla Bamberg  Fraenkisches Brauereimuseum Bamberg  Klosterbrau  Spezial
2002/11(2日目) Faessla  Keesmann  Mahr's Brau  Maisel Keller  Klosterbrau  Schlenkerla Bamberg

 
■掲載箇所リスト
醸造所, 併設カフェ Faessla / Fraenkisches Brauereimuseum Bamberg / Keesmann / Mahr's BrauK / Maisel Keller / Klosterbrau / Spezial / Schlenkerla Bamberg
カフェ, レストラン  
ビールショップ  
おまけ  

 
 醸造所, 併設カフェ, ビール博物館
Brauerei Faessla
Obere Koeningstr. 19-21, Bamberg
http://www.faessla.de

2002/11:
1649年創業。Fassla というのは「小さい樽」という意味だそうで、トレードマークはあんまり可愛くない妖精おじさん(?)が樽を運ぶ姿。
Brauerei Spezial の真ん前。階上はゲストハウスになっていて、泊まれるようです。朝9時過ぎに行ったのに、すでに常連おじさんがいっぱい。ビールをガブガブ飲みながらトランプに興じていました。

扉をあけてはいってすぐの立ち飲み通路はけっこう広く、右手にビアサーバーカウンターのある部屋、左手は宿泊施設の入口、正面奥は中庭ビアガーデンと醸造所。
樽ビールは2種類。木樽からじかに注いでくれる、Lager、Gold-pils。500mlジョッキだけでなく、250mlのサイズもあり、ビアライゼに疲れた肝臓に優しいお店(笑)。
瓶は5種類ほどありました。

Fraenkisches Brauereimuseum Bamberg
Michaelsberg 10f, Bamberg

2002/10:
ブラウマイスターのグループにより、1979年にベネディクト系のSt. Michael 修道院の中にフランケンビール博物館が設立されました。博物館のある建物はもともと、修道院でビールがつくられていた場所だそうです。
地下3階まである900平方メートルの展示スペースには、古い醸造用具や機械、グラス、ラベルなどが所狭しと展示。
開館日は4月〜10月の水曜〜日曜:13時〜17時。見学に行ったのは10月31日、ギリギリ開いててよかった。

←地味な入口。13時ちょうどにおじさんがドアを開けてくれました。冬の間おじさんは何して生活してるんだろう。中に入っておじさんに1人2ユーロの入場料を渡すと、英語のコピー刷りの簡単な案内をくれました。
→1階フロアの蝋人形。これだけしか展示がないのか!? と思いましたが、狭い階段を降りていくと広大な地下展示スペースがありました。

地下へ降りていく階段

階段を降りたところにはホップを摘む
おばちゃん蝋人形が。びっくりした。

この奥に、ラガービールをつくるため?の氷室がありました。中に入るとひんやり

修道院ブルワリーの痕跡?
St-Michaelsberg-Gaststatten
Benediktinerbrau Seit 1015

博物館の横にはビアガーデンがありました。でも、秋に行ったからか→

廃墟になってました…。
夏は賑わうのか、
営業をやめちゃったのか。

Brauerei Keesmann
Wunderburg 5, Bamberg

2002/11:
1867年創業。旧市街の東、線路の近くの住宅地のような静かな場所にありました。斜め向かいにはMahr's Brauもあります。
扉を開けるとまず立ち飲み通路。左手にビールカウンターの小窓があり、そこがGastzimmer (ゲストルーム?)。部屋の中は最近改装したのか、明るくてキレイ。壁に鹿の頭骨がいっぱい飾ってあり、狩猟が趣味なのか?って感じ。
樽ビールはPilsとLager。木樽ではなく、普通のサーバーでした。Hell、Weiss、Bockは瓶でありました。

←立ち飲み通路。
左手の小窓でビールを受け取ります。奥は中庭ビアガーデンと醸造所。
なんとなく常連おじさんより家族連れのグループが多かったです。昼食時だったからかしら。

Dunkle Biersuppe (1.80ユーロ)
少しあぶらっこいビーフスープみたい
なんかすごい濃くてうまい

Entenbrust in Orangensosse
mit Wirsing und Kartoffelkoss (6.40)
皮がパリパリした鴨肉オレンジソース

Fischfilet geb. mit Remouladensauce,
Kartoffelsalat und gem.salat (6.40)
魚フライさっぱりタルタルソース

Mahr's Brau
Wunderburg 10, Bamberg

2002/11:
1670年創業。Brauerei Keesmannの斜め向かい。
門をくぐると、左手にビアガーデンとショップ(?)があり、正面奥には醸造所。右手の建物が居酒屋でした。小さい玄関をはいると立ち飲み通路があり、マイジョッキを持ったおじさんが朝っぱらから陽気に飲んでます。通路の壁にマイジョッキ入れの鍵付きロッカーがありました。

右手の小部屋に入って、常連席を避けて(笑)着席。低い天井の飴色の店内。おばあさんも朝からビール飲んでます。
樽ビールは、木樽のHell のみ。ボックの季節だったので、瓶ボックも飲みました。ストロングな味でした。ビアリカーらしきものも何種かあるようでした。

Maisel Keller
Moosstr. 32, Bamberg
http://www.maisel.com

2002/11:
1894年創業。隣りが醸造所らしく、ここは直営居酒屋。
左手にビアガーデンスペースがあるのですが、もう11月なのでテーブルも出ていなく寒そうです。右手の建物の中にはいると、なんかファンシーな山小屋レストラン風。ペンションみたい。昼食時だったからか、広くない店内に家族連れグループが多かったです。料理メニューもドイツの居酒屋料理というよりは、ちょっと洒落たレストラン風の盛りつけのようです。

樽ビールはPils、Kellerbier、Weissの3種類。

10月24日からボックがでている、と壁のチラシに書いてあったので瓶のボックをいただきました。ホップの味がかなりきいていて強めの味でした。


Klosterbraeu
Obere Muehlbruecke 1-3, Bamberg
http://www.klosterbraeu.de

2002/10:
もともとは1533年に設立された修道院ブルワリーで、バンベルクでもっとも古いブルワリーだとか。入口をはいったところが、立ち飲み通路。左手に小さめの部屋、右手に少し広めのビアサーバーカウンターのある部屋。早めの時間に行ったのですいていましたが、今日はたまたまボックビールを開樽する日で、18時頃には1000人ぐらいお客さんがくるよ、と、店員のおっちゃんが言ってました。

店員のおっちゃんは英語の話せる人で良かった。ビールは樽で3種類、Weiss、アルコールフリー、Radler がありました。

←立ち飲み通路とビアサーバーカウンターの間には、ビール受け渡し窓口があります。バンベルクの居酒屋の共通のスタイルのようで、通路で立ち飲むと少し安くなることもあるそうです。

→通路奥の中庭。1000人収容はホントかわかりませんが、いろいろ小部屋がありそうです。

2002/11:
樽ボックを飲みに次の日に再度訪問。この日は祝日だったせいか、街なかのパブはけっこう混んでいるところが多かったです。でも、ここは市街地から少し離れているからか、夕食時でも比較的すいていました。

→Bohnenkerne nach altem Klosterresept mit Rauchfleisch und Kloss(6.60ユーロ)。豆の煮込み修道院風、燻製肉といも団子つき。想像したとおりの味。田舎のおばあちゃん料理ぽくてうまい。


Brauerei Spezial
Obere Koeningstr. 10, Bamberg

2002/10:
Brauerei Fassla の向かいにある、1536年創業開始のもっとも古くからラオホビールをつくっている醸造所だそうです。階上はゲストハウスになっています。
ガレージの入口のような扉をあけて中に入ると立ち飲み通路。奥に行くと醸造所にようです。左手のドアを開けると、窓からの明かりがはいるビアホール。
ビールはLager、Maerzen、Weissの3種類。Bockは11月からみたいです。

ここのラオホビールはSchlenkerlaのものより、燻製風味はマイルドでした。

日本の洋食屋さんのような内装。店内の壁にはなぜか鹿の頭骨が大量に飾ってありました。Merz家は狩猟が趣味だったのか?


Schlenkerla Bamberg
Dominikanerstr. 6, Bamberg

2002/10:
ラオホビールといえばココ!の超有名店。近くにあるヘラー醸造所が、ここのために醸造していた Aecht Schlenkerla Rauchbier Maerzen はマイケルいわく「全酒類のなかの名品」。まじウマかったです。
表の看板に「Schlenkerla Brauerei」と書いてあったので、昔はこの場所で醸造してたのかな?
私が行ったときは、樽のMaerzenとUrbock(10月〜12月)、瓶のWeissがありました。

店は思ったより小さめでちょっとみつけにくかったです。内装は狭めで古くてかっこいい。こじんまりしているせいか、人がわさわさしててちょっと落ち着かないかも。
とりあえずあいている席をみつけたので「相席いいですか?」と尋ねると、怪訝な顔をしながらもOKしてくれました。楽しくビールを飲んでいてふと気がつくと、テーブル中央に「Stammtisch」と書いた銀色のプレートが…うっかりして常連席に座ってしまった! もちろん別のテーブルが空いた瞬間にそそくさと移動しました。その後、しばらく勝手に居心地わるかったです(笑)。常連のおっちゃんごめんなさい。

右の写真にも見えるように、木樽から直接ビールを注いでサーブしてくれます。

店内は、小さい部屋がいっぱい。左
の写真に見える二階への階段は閉鎖されていましたが、団体さん用なのかな? 夜はここの中庭にも立ち飲みのお客さんがあふれていました。

→おみやげ販売ブースもあります。ビールやグラスのほか、ブース内のおばちゃんは蒸留酒のサーブもしてました。

←Frankische Bierhaxe mit Salatplatte(9.05ユーロ)。フランケン風豚肉、サラダ付き。皮があまり固くなく、全体的にやわらかくておいしかった。

→Bamberger Zwiebel in Rauchbiersosse (6.85ユーロ)。名物の肉詰め玉ねぎ、ラオホビールソース。ウマー。


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