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't Moortgat
Ruiterstraat 35, Arnhem

2001/07:
het vat(樽ビール):10
de fles(瓶ビール):120

Arnhemのセントラム。超有名なブルワリと同名だが、関係はないんだと思う…。夜は若者と常連がガチャガチャして落ち着かなかった。
樽ビールメニューは店内の黒板。瓶ビールメニューは透明下敷きにはさんだものが置いてありました。

2001/11:
土曜の昼に行ったらすいててなかなか落ち着けていい感じ。ゆっくり飲めました。PINTの会報も置いてあります。店主はロッカーっぽい、親父のあとつぎ系。

特徴は「グラスにこだわらない」(笑)。
オリジナルのグラスに注ぐのは、そのグラスがそのビールに最も適したものだから(香りがよりよくたつように・泡立ちが大事なものは泡がたちやすいように、など)なんですが、この店はアバウトです。形はだいたいあってるので問題はないんですがちょっとさびしい。
でもこの店じゃそんな細かいことは気にならない感じ。文句つけようものなら「ビールはグラスのラベルで飲むもんじゃないんだぜ」とかなんとかロッカー店主に言われそう(笑)。
←Korenwolfのグラスに注がれた、Timmermans Faro と CANTILLON のグラスに注がれた、Liefmans Goudenband
2002/03:久々に行ってみるとロッカー店主がいない!おじさん2人がカウンターの中に入ってました。注文すると「このグラスはどこだっけーあっちだっけー」とやや頼りない感じ。グラス探してたみたいだけど、やっぱり関係ないグラスででてきました(笑)。なんとなく形はあってるのか、Rodenbach のグラスで出てきた BOS KEUN ・・・。
その後ロッカー店主登場。散髪してだいぶ髪の毛が短くなりパッと見わかりませんでした。カウンターに座ってビール飲んでましたよ。働かなくていいの?

2002/08:なんかお客さんがすごい多い。みんな声がでかい。犬が2匹、すごい勢いでウロウロしてた。

2002/12:お客さんがいっぱい。カウンターは店主のみ、ですごい忙しそう。ここは「オリジナルグラスにこだわらない店」と思ってましたが、瓶ビールを頼むとほとんどオリジナルグラスででてきているようです。種類の入れ替えが頻繁にある樽ビールは、オリジナルグラスをわざわざ揃えないってことでした。納得。


't Proeflokaal
Gashuislaan 36-40, Delft

2001/10:
het vat(樽ビール):14-
de fles(瓶ビール):300

デルフトの旧市街(?)東門の近く。
3軒分ぶちぬきの広いパブ。オーナーがイギリス好きなのかイギリス人なのか、イギリスエールやスタウトの樽(カスクコンディション)もあります。食べ物も軽食がいろいろありました。
しかもオーナーのおっちゃんがロック好きなのか、壁や天井には7インチのジャケやポスターが飾ってあり(ニールヤングの2001年ツアーのポスターとか)、店内音楽も音がでかい!ちょっと落ち着きませんでした(笑)。


De Paas
Dunne Bierkade 16a, 's-Gravenhage (Den Haag)
http://www.depaas.nl

2002/11:
het vat(樽ビール):8
de fles(瓶ビール):135

薄暗く茶色い店内は昔ながらのビールカフェという感じ。たまたまか、若者が少なくて落ち着いた雰囲気。夏には目の前の運河にテラスボートがでるそうです。

カウンターの黒板に樽ビールのメニューがありました。
瓶ビールのメニューは壁に看板があり、バックバーにもおそらく全種類の瓶がズラリと並んでいます。
クリアファイルでできたメニューブックには、トラピスト、フランドル地方などで分けた7種のビールセット(飲み比べセット)もありました。
Tim Webb 本で4つ星がついていた、ここのオリジナルビール「Bezig Paesje」を頼んだら「今は無い」とのこと。がーん。
同じくTim Webb 本に「Gentlemen, be sure to visit the toilet」と書いてあったので行ってみたのですが、特に変わったことはないようでした。何だったんだろう…。

De Poshoorn
Stationsstraat 47, Maastricht
http://www.poshoorn.nl

2002/07:
het vat(樽ビール):11
de fles(瓶ビール):36

駅からセントラムに行く間にあるカフェ。
上階がホテルになっています。聞いてみたら満室で残念。
夏の昼間でテラスも出ていて、店員のお兄ちゃんは陽気に歌いながらテーブルをまわっていて賑やか。料理もあり、雰囲気の良いカフェでした。
2002年12月のABT月報によると、Misset Horeca の "Cafe van het jaar 2002" に選ばれたようです。


Take One
Rechtstraat 28, Maastricht
http://www.takeonebiercafe.nl

2002/07:
het vat(樽ビール):8
de fles(瓶ビール):125?

お店に入って、タップ何があるかなーとサーバーを見ていると、マスターが「まあ座れ」と。で、「どんなテイストのものが飲みたいのか?」と聞いてくる。
並んだビールサーバーから「コレ」と指さすが「だから、どんな味が好きなのか?」と聞いてくる。「スィートだけどビターなやつ」と言うと「じゃぁ指さしたこのビールは違うだろう」と言われる。この店ではどんな味わいのビールが好きか、を言ってマスターに選んで出してもらう店で有名だそうです(笑)。常連さんになると、自由に選べるのかもしれないけど。

ビールを出して「どうだ?」と聞かれました。「舌先に甘みを感じ、舌奥に苦みを感じる、おいしい」と伝えると「そうだろう」とご満悦(笑)。「うちにはカスタマー(お客さん)は居ない、ヴィクティム(犠牲者)だけだ、わっはっはー」とギリギリな冗談も。Tim Webbのビールガイドを見ると同じことが書いてあったので、みんなに言ってるんだろう(笑)。
棚に並ぶビール瓶は几帳面にアルファベット順。マスターが選んだビールしか置いてないらしい。Leffe も Palm も Hoegaarden も置いてありません。なぜなら「オレのテイストじゃないから。お客さんが好きでもオレが嫌いなら置かない、お客が嫌いでもオレが好きなビールを置くんだ」という主義だそうです。FARO と書かれたメニューがあったので「どこのブルワリーのFAROなの?」と聞いても「ランビックをブレンドしてなんとかかんとか、普通のFAROより寝かしてる」とブルワリーについては無視。ビールは銘柄やブルワリーで飲むんじゃないぜ、ということなのかもしれません。
隣に座ったおにいちゃんに出された Brand UP がほとんど飲まれていなかったので、マスターがビールをチェックしたところ、どうやら劣化が始まっていたようでした。すぐさまそのビールを回収して新しいのを出すとのこと。マスターは樽を交換するためにタップの口にホースをつないで流しに廃棄しはじめました。マスターいわく「地下にいるこびとさんたちにビールをあげてるんだよ」とのこと…。これが Webb 言うところの「owner Peet's sense of humour」なのか…。

2002/07:
夜おそくに再訪問。マスターは居なくて奥さんでした。ホッ(笑)。でも、奥さんも「どんなテイストのものが飲みたいのか?」と聞いてきました。徹底してるなー。またまた「スィートだけどビターなやつ」と言うと、緑Duvel をおすすめされる。さっき飲んだよと言ってもうまく伝わらず、De Dolle のポスターが貼ってあったので「Dolle のビールが好きだ、そこのが飲みたい」と言うが「シーズンビールだから今ないわよ」と。また緑Duvel を飲みました…。
後日、オランダビールに詳しい人に Take One に行って来たって話したら即座に「strange guy ! (笑)」って言われました(笑)


Cafe de Mug
Nijmegen

2001/11:
het vat(樽ビール):8
de fles(瓶ビール):不明

入りにくい店のたたずまい。常連率高し。
Middelburgに同名のカフェがあり、ScheldebrouwerijがそのカフェのためにMug Bitterという特製ビールをつくってるらしい、という情報は知ってたけど、NijmegenのこのカフェにもMug Bitter置いてあったし系列店なのかも。表にタップメニューの看板があったけど、店内には見あたらずちょっと頼みにくい感じ。頼めばビアメニューリストもあるのかしら。とりあえず、壁に貼ってあったMug Bitterのポスターを指さして無事Mug Bitterが飲めました。


Cafe Samson
Houtstraat 4, Nijmegen

2001/11:
het vat(樽ビール):10
de fles(瓶ビール):不明

ごく普通のカフェの様、客層も若者が多くガヤガヤしてるがビールの看板などが店内に飾ってありビールカフェっぽい。タップメニューは店内の黒板、瓶メニューはテーブルにあります。

ビール写真撮ったりメモってたりしてたら、林雄司似の店員が「何書いてんの?」「何撮ったの?」と気軽に話しかけてきた。うぃーらぶだっちびあーとか言って、メモしてるんだとか撮ったビール写真見せたら「ビアクレージーだ!」って言われた。しばらくしたら色んなブルワリのコースターを奥から探してきて持ってきてくれた、いい人だ。林雄司(やぎの目)に「ベルギービールもおいしいよ」つってBourgogne de Flandresをおすすめされる。心の中で「これってTimmermansとPalmのブレンデッドビールなんですけど、何か?」とか思いつつ(笑)飲む。

2002/06:
春のお昼はすいてて明るくて良し。デフォルトタップが8種、Wisseltap(入れ替え)が2種でした。以前ここで飲んだBrand UPはややコンディション悪かったけど、今回飲んだらうまかったです。Brand UPは劣化しやすいのねー。


Boshuis Venkraai
Bosweg 162, Oisterwijk

2002/10:
het vat(樽ビール):6
de fles(瓶ビール):約100

Tilburgの近く、Oisterwujkの森の中にあるとても雰囲気の良い素敵なカフェ。軽食もあるのでお昼どきにいったらかなり混雑していました。「馬専用」駐車場があったのが、森の中っぽいです。店内はそんなに広くないのですが、夏は森林散策の人々で賑わうようでテラス席がたくさんありました。

鳥の剥製がいっぱい。ちょっと雑然とした店内。ABT加盟カフェなので、ビールの種類はたくさんあるのですが、ビール以外にもいろんなお酒がありました。

→Oisterwijkの森
オランダではめずらしい、自然の森と池。


Eet en Bierlokaal Cambrinus
Blaak 4, Rotterdam

2002/01:
het vat(樽ビール):12
de fles(瓶ビール):200

有名なキューブハウスの真下にあるビールカフェ。料理も充実しているようです。お昼に行ったので昼食メニューはトスティ/サラダ/スープ/オムレツ/クロケットなど。夜にはビールを使った料理もあるのかしら。

店内は広く、奥には中庭のようなところがあり、夏にはテラスが出てそうです。窓際に座ってキューブハウスを眺めながら飲むビールも格別。店内の雰囲気も良く、店員のお兄ちゃんもとても愛想が良かったです。


Bierlokaal Locus Publicus Rotterdam
Oostzeedijk 364, Rotterdam
http://www.locus-publicus.com

2002/01:
het vat(樽ビール):12
de fles(瓶ビール):200

トラム1番のOostplein を降りると目の前。古き良きビールカフェって感じの雰囲気ある店内。立ち飲みがメインでテーブルは3つ。暖炉では本当に蒔を燃やしていてかっこいい。

同じロッテルダムにあるブルワリー、Pelgrim の宣伝(案内?)が黒板に書いてあった。チーズやサラミなどのちょっとしたツマミもあります。メニューは店内の黒板に国ごとにビールが書いてあります。暗い店内でちょっと見にくく指を指してでも遠く、私の発音も怪しいので、うまくビール名が通じるか不安でしたがわかってくれました。
ロックやFM、80年代ポップス等をかけているオランダのカフェの中では珍しくジャズをかける、という無難なかつムーディーな選択に好感。古いが手入れのしてある店内といい、非常に雰囲気のよいお店でした。

Jan Primus
Jan van Scorelstraat 27-31, Utrecht

2002/08:
het vat(樽ビール):10
de fles(瓶ビール):約60

中央駅から4番バスに乗って「Jan van Scorelstraat」停留所で下車。
でも、バスの運転手さんに「Jan Primus」に行きたいって言ったら、店の前で降ろしてくれました(笑)。


古い店構え。店内はヤニ色。マイケルによると「特製ビールを出す店としては草分け的存在」とのこと。ビール本も古いものがいろいろと置いてあってためになります。ほとんどカビてましたが…。

オーナーはビール飲みながらカウンターに座ってて、若いお姉ちゃんが店番してました。おつまみはソーセージ類、ナッツ、チーズなど。このときは Chimay チーズもありました。

BGMのない店内。話し声がやむと静か。いい雰囲気。


Kafe Belgie
Oude Gracht 196, Utrecht

2001/10:
het vat(樽ビール):20
de fles(瓶ビール):160?

マイケル本のビール大全で「オランダで最も多い20の注ぎ口を持ち」と書かれてるカフェ。「ビールを使った料理もだしてくれる」とも書かれていますが、行った時間が昼過ぎだったからか、それらしいメニューはなかったです。昼はランチが9.50NLGであるらしいですが、あとはチーズやトスティやスナック系。BierSoepっていうのがちょっとそれっぽいです。

店内は、ちょっとツマミながらビールを飲んでる人が多く、夕方前に行ったからか普段使いのカフェのよう。ビールメニューは店内の黒板にズラズラ書いてありました。いろいろビールを試してると、店員のお兄ちゃんが「他にもビールあるよ」ってコピー刷りのビールメニューをだしてきてくれました。黒板メニューから常時入れ替えしてるみたい。

                        Broodje Kaas 5.50NLG→


←店内とビールメニュー

私が行った時は、手に入りにくいと言われているトラピストビールの12がありました。黒板メニューには載ってなかったんですが、コピー刷りの方には載ってたので、入ったり入らなかったりするんでしょうね。

2001/02:
夜に来てみたけどビール料理はなさそう。古いマイケル本とは状況変わってんだろうな。黒板メニュー書き換えてありました。結構ちゃんと書き換えしてんのかな。


Ledig Erf
Tolsteegbrug 3, Utrecht
http://www.ledigerf.nl

2001/08:
het vat(樽ビール):11
de fles(瓶ビール):50

Utrechtのセントラルミュージアム近く、セントラムからのOude Gracht運河のどん突き(っていうのかな)。夏は広いテラスが出て観光客もたくさん居て、ちょっとガチャガチャした感じ。冬の夜にまた行ってみよう。ちなみに店主はナイスガイ(会ったことないけど)。

2002/08:
テラスがすごくたくさん出てる。店内は空いてました。

2002/10:
Utrechts Bokbier Festival 2002
秋ボックの季節には、何種類ものボックビールを飲み比べできるフェスティバルがアムステルダムやフローニンゲンなど、各地で開催されるようです。

ユトレヒトで行われたフェスティバルに行ってきました。チラシを見ると、ユトレヒトのカフェ3軒とビールショップ1軒の共催のようです。ビールカフェ Ledig Erfの前にテントが建っていました。期間は金〜日の3日間。
テントの入口受付で
・ビールを飲むためのオリジナルグラス(2ユーロ)
・ビールの支払い用コイン(Biermunten:1枚2ユーロ)
・出品ビールのリスト(無料)
を購入してテントの中に入ります。
Biermunten
テントの中は熱気ムンムン(笑)。

ビールサーバーが1列にズラリと並び、グラスとコインを出して飲みたいビールを注いでもらいます。
オランダ22種、ベルギー3種、ドイツ4種の、29種類ものボックビールがスタンバイ。コイン1枚で1杯なので、飲みたいだけコインを買い足せば何杯でも飲めます。
時間帯によってはライブもやっていました。


ミラーボールにボックビールの
象徴、ヤギが…。コワイよう。

Bierspecialiteiten cafe De Vlaamsche Reus
Hoogstraat 21, Wageningen
http://www.vlaamschereus.nl

het vat(樽ビール):14
de fles(瓶ビール):120

2001/01〜(数えきれず):Wageningenのセントラム、教会のまんまえ。
't vat(樽ビール)のメニューは机の上においてあり、瓶のメニューは50種ぐらいが壁に貼りだしてあります。それ以上の瓶ビールがおいてあるので、頼むとクリアファイルでつくったビールメニューを見せてもらえます。
フードは最低限。チーズ/ナッツ/オリーブ/サラミぐらい。ここで食べるアベイチーズもしくはトラピストチーズはとてもおいしいです。

ビールの広告看板や各国のビールの空き瓶がズラリと店内に飾られています。しかし、オランダ名物のブラウンカフェとは違い、さほどヤニっぽくない清潔感あふれる店内、この場所に移ってまだ10年ぐらいしかたってないからかもしれませんが。
オーナー夫妻をはじめ、親切な店員ばかり。オーナーはABT(オランダ樽ビール同盟?)の議長を務めるナイスガイ。
月に一度ぐらい、何らかのイベントが行われます。醸造所の責任者や醸造長を呼んで、テイスティングの会が催されたり、利きビールチャンピオンシップなどがありました。テイスティングの会では、CINEY, Bosteels(kwak), Koningshoven(La Trappe)などなどのビールを試飲しました。

行きつけのパブだからかもしれませんが、とてもリラックスできビールのコンディションも良い、個人的にはオランダでNo.1のパブだと思います。

              → De Vlaamsche Reus でのイベント


Cafe De Zaaier
Herenstraat 33, Wageningen

2001/08-:
het vat(樽ビール):9
de fles(瓶ビール):60?

ビールをたくさん揃えているというより、Jeneva (オランダ、ベルギーのジン)の品揃えが良いカフェ。
オランダのJeneva を20種、ベルギー40種、フランス20種(?)ほど揃えているらしい。Tim Webb 本に書いてあるのと違うなあ…。茶色っぽいオランダのブラウンカフェらしい内装。


1.アムステルダムのビールカフェ