2.アムステルダム以外の都市のビール博物館/醸造所(併設カフェ)           
Nationaal Bier Museum De Boom
Houttil 1, Alkmaar
http://www.biermuseum.nl/

2002/01:
マイケル本やヨーロッパカルチャーガイドというガイドブックで「オランダ中のビールが飲める」と書いてあるので期待を膨らませて行ってみる。CAMRAのThe Good Beer Guide to Belgium and Hollandでは「約80種のオランダビールがストックされてる」とのこと。
んん? AlkmaarのVVV(観光案内所)で買った最新の簡単なガイドを見てみると「86種のオランダビールの1つを飲むことができます」・・・ん?ニュアンス変わってるですけど…?。
とりあえず入場。ひとり2.50 EUR。
昨年までひとり3.00 NLGだったんじゃないの?ユーロ便乗値上げか?

17世紀まで実際に醸造所と使われていたらしい建物で昔のビールの醸造プロセスを展示品やパネルを使って紹介。パネルはもちろんオランダ語ですが、受付で英語に翻訳したコピー刷り冊子を貸してくれます。展示は、閉鎖したブルワリーからもらってきた遺物を雑然と転がした感じ(笑)。
1階の「ビールの作り方/原材料」からいきなり息切れ、Alkmaarにあった古い醸造所の話にいきなり飛ぶ。
2階はラボコーナー。ボロボロの古い実験器具や窯の展示、タイル貼りの発酵プールや蝋人形。狭い室内をコンパネで区切ってます。
3階はボトリング、1800年代までライデンで使われていた古いバーカウンターを移設、古いビールCMのビデオ上映など。
展示品よりサブ小物として置いてある古いビール瓶に我々の興味は移ってしまいました。

左から:
AMSTEL gold '87
Arcener Stout '84
BAVARIA Pils
Heineken Stout
La Trappe Tripel '87

←古いOranjeboomの陶器ボトル

      樽職人の蝋人形→

1階の受付兼ショップではビールグラスやTシャツ、ここのオリジナルビール1種(と言っても近くの市立美術館とダブルネーム)が売っています。

ProefLokaal De Boom
Houttil 1, Alkmaar
 het vat(樽ビール):5
 de fles(瓶ビール):25?

お目当ての併設カフェは地下。受付の横にある階段を降りていきます。
美術館の入口のちょうど反対の運河側にこのビールカフェの入口があり、カフェだけの利用もOK。

店内の黒板メニューを見てみると・・・


ProefLokaal De Boom 運河側の入り口
樽ビールは5種(オランダビールは3種)、
瓶ビールは25種(オランダビールはLa Trappe3種/'tIJ 1種)のみ・・・。あれ?約80種のオランダビールは?
店員のおばちゃんに「ビールメニューありますか?」と聞いてみるも「あれよ」と黒板を指さされました。どうなっちゃんてんだ? Duvel とか ORVAL とかLa Chouffeとかベルギービールばっかりやん!聞いてないよ〜(泣)。オランダビールばっかりだと流行らないから店替えしたのかなあ。なんかもっとツッコんで聞ける語学力があれば。がっくし。

2002/11:なんと、2002年からABTに加盟(特別参加?)していたことが判明。オランダビールが増えてるのかしら。


De Drie Ringen Amersfoortsche Stadsbierbrouwerij
Kleine Spui 18, Amersfoort
http://www.dedrieringen.nl

2001/11:
het vat(樽ビール):1

樽はAmersfoorts Blondのみ?
頼めば瓶も飲めるかもしれません。
 

醸造所に併設されたカフェはドアを開けると目の前が煮沸釜、その前に申し訳程度に5つほどテーブルがあります。カフェは木〜土の13時から16時までしか開いてないし、タップはBlondのみ。カフェというよりブルワリーの試飲ルームという位置づけなんだと思います。ガイドツアーは最低10人からで、一人9.50 NLG。要予約。

Amersfoortという街にはPhoenixという大手のブルワリーが1971年まであったらしく(今でも輸出用にPhoenixという名前をつけたビールが存在するみたい、どこがつくってんだ?)、De Drie Ringenのすぐ近くにある博物館Museum FlehiteにもPhoenix関係の展示があり(左写真)、この醸造所のなかにもPhoenixグッズがたくさん展示されてます(右下写真)。
Phoenixの歴史を書いた本も販売してたし、何らかの関係があったみたいだけど詳しいことはよく分かりません。


→釜のまわりには従業員の私物や見学者用のおみやげや使ったまま洗ってないグラスが散乱し、マイクロブルワリーらしさが濃厚に漂う(笑)。
釜を中心とした四方の壁にはいちおう歴史の解説や醸造過程を説明したパネルが設置してあります。

Gulpener Bierbrouwerij
Rijksweg 16, Gulpen

2002/07:
マーストリヒトからVaals 行きのバスに乗って40分ぐらいのところ。
平日ならVVV (観光案内所)で予約して、個人でも醸造所見学ができるようです。残念ながら日曜日だったので、写真だけ撮ってきました。


↑Bierhuis 。カフェ兼見学ツアー開始場所?

醸造所見学のインフォメーションはVVVで→


De Zwarte Ruiter
Markt 4, Gulpen

2002/07:
het vat(樽ビール):7
de fles(瓶ビール):?

Gulpener Bierbrouwerij の近く。
酸味のあるベルギーのレッドビールのような Mestreechs Aajt が、ここでつくられています。Mestreechs Aajt は昔この地方でつくられていた、2種類のビールをブレンドしてつくるさっぱりとしたビールです。

ブレンドする2種類のうちの1種(自然酵母で発酵させ、木樽で寝かせてつくるビール)をここで醸造して、Gulpener Bierbrouwerij でもう1種のビールとブレンドしてボトル詰めされているようです。このお店でMestreechs Aajt の樽ビールは出していませんでした。
店内にはブルールームがあり、木樽が並んでいるのが見えます。
「外から写真を撮っていい?」と聞くと「中も見るかい?」とドアを開けて中まで入れてくれました。木樽のフタも開けてくれて、甘酸っぱい香りとともに発酵しているところを見ることができました。

De Zwarte Ruiter はGulpener の街のマルクト広場にあり、広場の真ん中には変な(笑)銅像がありました。ビール樽に乗っかった顔が3つある人、コワイよ…。→
昔はビール醸造が盛んだったようで、カフェの軒先にブルワリーを表す古い看板がかかっているままのところもありました。
Gulp 川と Geul 川の合流地にある街なので、街なかには小川が流れとても素敵でした。

ここからバスで15分ほどの Vaals という街まで行くと、Drielandenpunt (ドリーランデンプント:3ヶ国の点)という観光名所があります。オランダ、ベルギー、ドイツ、3ヶ国の国境が交わる点に、高さ50cmほどの拍子抜けするほどの無愛想な(笑)コンクリート柱が建っています。みやげ店やカフェ、展望台などもありました。国境マニアの方には基本の場所だと思います。


Bavaria N. V.
Burg. van den Heuvelstraat 35, Lieshout
http://www.bavaria.nl

2002/10:
Eindhoeven近くの街、Lieshoutにある大手ブルワリー。20名以上のグループでブルワリー見学可能。今回は、いつも行くカフェのオーナー夫妻に連れて行ってもらって、見学グループに混ぜてもらいました。私たちの他にもグループに混ぜてもらってた個人グループがいたので、連絡、予約しておけば20名以内でも見学できる道があるようです。
ブルワリー見学は醸造所から少し離れた、ビジターセンターのような場所からはじまります。

BrouwershuysMoorees
Heuvel 5, Lieshout

ブルワリー見学スタート地点。
カフェレストランやショップ、ホールなどがあります。
少し遅れて到着するともう始まっていて、奥のホールに急いで入りました。ホールに入ると150名ほどのグループ見学者がビールを飲みながら最初の説明を聞いていました。

ビールは、Bavaria millennium brewと新製品のアルコールフリービール…。
説明はもちろんオランダ語。遅れてきた我々もビールをいただきながら、説明のビデオを見ました。内容は醸造所の歴史や主な製品について。映像がついているとオランダ語だけでもなんとなくわかりました(本当かよ)。オランダのアルコールフリービール「MALT」をつくったのは、Bavariaがオランダで最初だ!とか。

その後ババリアトロッコ(イタリア製)に乗って、歩いて10分ほどの醸造所へ→
150名グループは自前の(?)観光バスに乗ったので、トロッコに乗ってるのは、混ぜてもらった個人グループ7名。このトロッコに乗って広い醸造所をまわります。醸造所内の写真撮影は禁止、ですって。
トロッコにガイドのお姉さんが同乗して、マイクで説明してくれます。私たちともう1人が外国人だったので、英語で説明してくれました。ラッキー。

まずは、モルト部屋へ。
他の大手ブルワリーでは、モルト(麦芽)は専門の業者から買ってくるのが一般的だが、ここではモルトづくりから自分のところでやっている、とのこと。トロッコを降りて、サイロが2本くっついたような建物にはいると、そのサイロのような建物の中で麦芽づくり(麦を発芽させる)をやっていました。麦に一定の温度と水分を与えて発芽させ、頃合いのいいところで乾燥させて芽の成長を止める。大きな機械で麦をゴンゴロ混ぜてました。24時間混続けるのが大切なのよ、とのこと。
食べてみて、というので発芽した麦を食べさせてもらう。アルファルファみたいな味がした。

トロッコで醸造エリアへ移動。
かなりモルモル匂。近代的な建物内のフロアには窯が10基ほどあり、24時間体制で大量のビールをつくってるそうです。そこで説明ビデオ(オランダ語)をグループ全員で鑑賞。
ビールができるまでの期間は3ヶ月。1時間あたり600,000リットル分の瓶ビールと缶ビールをつくり、75ヶ国にも輸出してるそうです。このBavariaに来る前にLa Trappeに行ってきたので、あまりもの規模の大きさにびっくりしました。ビデオでは他に、ビールの作り方、Bavariaの広告イメージ、洒落た直営レストランなどの紹介もしてました。

缶詰めエリア、瓶詰めエリアへ移動。
印刷工場をおもわせる広いフロアで機械でザクザク詰めてました。人がほとんど居なかったのはもう5時を過ぎてたからか、必要がなかったのか。Diebels Alt などのBavaria以外のビールも缶詰めしてました。缶詰めや瓶詰めのラインを持たない醸造所が別の醸造所に依頼するのはよくあることのようです。瓶詰めエリアでは、空き瓶が一杯のビールケースから機械のアームで一気に取り出し、洗浄していく機械がおもしろかった。

トロッコでスタート地点のホールに戻りビール。
Bavaria 銘柄以外にも La Trappe や De Kroon のビールも飲めました。ガイドのお姉さんがおつまみのビタボレン(小さくて丸いオランダのクリームコロッケ)も持ってきてくれました。
お土産は通路のウィンドウに飾ってあり、これまたBavariaグッズ以外に La Trappeグッズも買えるようです。
最後にお土産の、Bavaria millennium brewと新製品のアルコールフリービールのセットをもらいました。個人的には自信満々でお土産にするようなビールじゃないと思います…(笑)。


Stadsbrouwerij De Ridder
Oeverwal 3-9, Maastricht

2002/07:
昔は見学OKだったようですが、VVV(観光案内所)で聞くと、もう見学は受け付けていないとのこと。1982年にHeinekenに買収されたものの、1857年設立のけっこう古いブルワリー。Wieckse Wiite という小麦のビールはオランダ全土だけでなく、フランスでも有名。

[追記]2002年3月にピルスナー、オールドブラウン、ボックの生産を中止していて、どうも様子がヘンだと思ってたら、2002年10月に閉鎖されてしまいました。
[追記]と思ったら2003年1月から醸造再開? どうなってるんだろう?


Stadsbrouwerij De Hemel
Franseplaats 1, Nijmegen

2001/10:
het vat(樽ビール):5
de fles(瓶ビール):?

5軒ほどのレストランやカフェが併設された建物のなかにDe Hemelの醸造所とビールカフェがあります。Jenevaの蒸留所もあるみたい。
Raaf醸造所をやってた人がRaaf閉鎖後の1996年に開設したブルワリーらしい。なんだか変わった味のビールが多い。モルトビネガーとマスタードもつくってます。見学もできます。

数年前までは、17世紀まで醸造所だったという
別の古い建物で、Museumbrouwerijという肩書き
のもと博物館テイストを全面に出していた模様。
2001/12:
2001年12月時点での見学コースは、火〜金16時から、土・日14時からでした。
行った時間が悪くてまたも見学できず。
9.50NLGでビール一杯付き、15.50NLGで全種類試飲できるようです。
見学後の試飲室
2003/01:

Stadsbrouwerij De Pelgrim
Aelbrechtskolk 12, Rotterdam
http://www.pelgrimbier.nl/

2002/01:
het vat(樽ビール):3
de fles(瓶ビール):?

Rotterdam CSからメトロに乗って、Delfshavenで降りて徒歩10分ほど。
このあたりは、大戦の爆撃を逃れたようで古い町並みが残っているあたりだそうで、アンティークショップが並んでました。

Pelgrim という名前の由来はどうやら、アメリカに向けて出発したペルグリムファーザーズにちなんでいるようです。メイフラワーという名前のビールもあるので、このあたりでその船をつくってたんでしょうか。オランダ語にも歴史にも疎いのでよくわかりません(笑)。
入口入って左手に窯のある部屋、右手がカフェ、奥や2階に醸造部屋があるようです。見学は8名からの予約。いつも通り予約してない個人客の我々はカフェでビールを楽しむのみです。
カフェではお昼からビールを使ったメニューがあり、中庭もあって良い感じです。ウェディングパーティーもできるようです。タップの注ぎ口は4つありましたが、行った時は3種類しか出してませんでした。

Pelgrim Kaaspuntjes met Pelgrimstroop en mosterd
(3.05 EUR)
切ったペルグリムチーズとペルグリムシロップ、
マスタード添え

 Housgemaakte Bierpate met Pelgrimbrood en getomateerde bierboter (9.10 EUR)
ホームメイドビールパテとペルグリムパン、
トマトを入れたビールバター添え
パテにはビールを使っていそうですが、チーズ・シロップ・パン・バターはどうゆうことなんだろう、と店員のお兄ちゃんに「これ全部ペルグリムのものなんですか?」と聞いてみると
「この建物内でつくってるわけではない。ビールをつくる工程で出る、麦汁をとったあとの麦などを契約農場の牛に与えている、その牛からできるチーズやバターを使っている。窯やケグに残るビールを料理やパテにも使っている。ムダがなくおいしい」というようなことを伝えてくれました。チーズはトロリとしてとてもおいしく、シロップをつけて食べる(チーズにシロップをつけて食べるのははじめて)と、より香りがひきたちました。パテもウマー。パンもウマー。
2002/08:
マッシング中?か、入って左手のブルールームからモルモル香。冷やしあめみたいな麦芽糖みたいな香り。中庭のテラスがいい感じ。でも今日は暑いよ。エアコンなし。
10月6日にペルグリムビールフェスティバルがあるらしいです。

Eetcafe Bierbrouwerij het Brouw Cafe
http://www.proximedia.com/web/brouwcafe.html 
Doktor Lelykade 28, Scheveningen ('s-Gravenhage)

2002/11:
het vat(樽ビール):12
de fles(瓶ビール):30

デンハーグの海際、スヘフェニンゲンにある1996年オープンのブルワリーレストラン。まわりはシーフードレストランやカフェが並んでいるリゾート地。

自家製ビールは、Frisse Wind (blond) / Malle Mok(amber?) / Tripel のレギュラー3種類とシーズンビールのWinterbier がありました。昼に行ったので料理のメニューはあまり充実していませんでしたが、夜になるとシーフードメニューが増えるようです。大きな窓からハーバーが見える、というロケーションは良い。
店内には古いビールの看板、ビールの空き瓶などが飾られていて、看板では、昔ハーグにあった醸造所 ZHB (Zuid Hollandsche Bierbrouwerij) のものが多かったです。
←釜もありました。

飲んだビールは全て酸味があり、感染というか汚染されてると思われる味でした。いつもこんな感じなのか、たまたまだったのか…。
店を出て二時間後、ダンナも私もなぜか猛烈な吐き気におそわれてしまいました…(泣)。中毒?


Stadsbierbrouwerij Tiel (De Gans)
Weerstraat 49, Tiel

2002/07:
2001年5月に閉鎖したZeeland 州にあったブルワリーが、Tielに新しいブルーパブをオープンし、2002年の3月にはじめてのビールをつくりだした!ってPINT NIEUWS(オランダビールの会報誌)5月号で見たので、バスをのりついで行ってきました。

ブルワリーの住所に行ってみると…閉まってる!っていうかつぶれてる!?
隙間から中をのぞいてみるとガラーンとしていて、工事のおっちゃんが作業してます。改装中?にしては表のガラス窓に貼ってあったブルワリー名のステッカーを剥がされてるし。どーなんてんの?


←ガラス窓に貼ってあったレタリングシールはキレイに剥がされてました。

 火曜日休み?って書いてあるけど今日は木曜だよ。→

←壁のプレートはそのままだなあ

 ロゴ入りライトもそのまま→

5月の記事みてきて7月にコレ? PINTのホームページには情報載ってないみたいだし、また秋頃きてみたほうがいいんだろうか…。移転したんだろうか、やめたんだろうか。

[追記]2002年10月に聞いたところによると、どうやらオーナーがケンカして、そのケガがもとで再起不能(?)になったらしい…。結局閉鎖されたとのこと。

Utrechtse Stoombierbrouwerij (Oudaen)
Oude Gracht 99, Utrecht
http://www.oudaen.nl

2001/11:
het vat(樽ビール):4
 
日本語のオランダガイドブックにもよく載っている、ユトレヒト条約が結ばれた歴史的な建物「Stadskasteel Oudaen」のなかにブルワリーがあります。レストランやシアターが併設された、市の町おこし的な場所(?)になっているようです。
ビールは一階のカフェで飲むことができました。階上のレストランでも飲めるようです。


天井が高くていい雰囲気。
濾過していない小麦ビールの Ouwe Daen と 濾過したタイプの Jonge Daen がメインのビール。他に季節のビールもつくっているようです。全体的にビールはあっさりめ。ピーターさんの評価は高かったけど、そんなに好みじゃないかも。

2001/12:
2001年12月の時点で、見学は土曜日の午後に3回、月〜金は15名以上の予約のみみたいです。12.50NLGでビール一杯付き。英語ガイドは要リクエスト。だそうです。


Brouwerij Onder de Linden
Haagsteeg 16, Wageningen

2001/09:
het vat(樽ビール):1 (Amstel)
de fles(瓶ビール):1 ?

カフェは木・金・土のみの営業らしい。
車のガレージみたいな超小さい小屋が醸造所で、そのとなりの年代物の平屋がカフェ。カフェの奥は住居。Jenevaもつくってるみたい。

アムステルダムから電車で1時間、バスで30分の田舎町 Wageningenのなかでも、あまり人通りが無くレイプ事件が起こったこともあるという、ちょっとさびしい通りにあります。


常連以外の人は非常に入りづらいうらびれた雰囲気のカフェ。
意を決して入ったもののメニューはないし常連の視線は痛いし、加賀まり子がアル中になったみたいな粋なママさんが注文を取りにきたんだけど、何って言ったら特製ビールが飲めるか分からなくて、スペシャルビールください…とかなんとか言って切り抜ける。
ラベルの貼ってない750mlの瓶が出てきて、どうやらタップでの試飲はないみたい。
樽はAmstelしかないみたいで、常連は誰もOnder de Lindenビールなんか飲まずにAmstelばっかり飲んでる。しかも表のホームビール看板はBrand。中身はBrandなの?

ビリヤードに興ずる常連を尻目に明らかに違和感のあるアジア人がうつむきながらビールを飲んでるという居心地の悪さ…。でもビールはうまい。

自分ビール醸造教室も定期的に開講してるそうで、後日知り合ったオランダ人にコピー綴のテキストブックを見せてもらいました。もちろんオランダ語。

2002/06:
ひさびさに行ってみる。だいぶ夜も長くなってきていつまでも明るいので、以前感じたような入りにくいような感じはなし。小さなテラスにもテーブルでてる。
タップはどうやらBrand Pilsener のようだ。
我々も少しは慣れてきたので、ここのブルワリーのビールは何が飲めるのか、加賀まり子似のママさんに聞いてみる。瓶のGelders Boeren Bruin よ、いつもはGelders Tripel もあるけど今は無いわ、とのこと。Gelders Boeren Bruin (750ml/5ユーロ)を2人でわける。
いつも買って飲んでるものより酵母と酸味がきいていて、なんとなくフレッシュな印象。Boeren は farmer の意味よー下に酵母がたまっていて好きなら最後まで飲んで体にいいよのよー、とかいろいろ話してくれる。ママさんはテラスで赤ワインを飲んでいた。ちょっとロレツがまわってない感じがイイ!

1.アムステルダムのビール博物館/醸造所(併設カフェ)

2.アムステルダム以外のビール博物館/醸造所(併設カフェ)

3.オランダの修道院ビール醸造所 De Koningshoeven B.V. (La Trappe)